ハチミツとクローバー
・メモでいいや。
どうしても見つからなかった9巻を、未来屋で発見! ゲットゲット。
そうして終わりを迎えた私と「ハチミツとクローバー」です。
なんつーかな。やつらと一緒に過ごしてきた私の青春も、終わりを迎えたって感じです。
竹本の苦しみは私の苦しみであり、やつの喜びは私の喜びそのものでした。竹本の悩みは、あの時私が抱えていたものと姿かたちこそ違えども、なびく波は同じ性質のもので。だからこそ竹本が復帰した時には、私は心の底から良かった、と感動いたしましたとも。
彼が見つけたのは、彼にぴったりな仕事。そしてそれは、みなと離れてしまうだろう道でもありました。
すなわち、彼女との別れ。
…最終話、おそらく最後になるでしょう別れのひと時を交わします。そして彼女からのプレゼント。別れの余韻が、かつての思い出と反響を生み、強く爆発したような…そんな素晴らしいラストでした。それと同時に私を襲った痛みが、だけど悲しい痛みなどではなく、辛く痛むでもなく、ただ、切なく軋む。
こりゃ、ダブル三角関係恋愛モノではなく、何度も何度も繰り返されたように「青春」そのものです。
苦味も痛みも、甘さもあたたかさもすべてをサンドイッチにした…
「ハチミツとクローバー」。
会えてよかった。