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ZOKU

・読んだもの、聴いたものを文章にして保存することを、なぜかしら続けている。
 理由なんてないけど、強いて言えば文章力の強化のためとかそんなちんけなものです。
 戯言日付ではやっておらず、確か想庫を作るときにそういうことを…と記憶しているけど、いや戯言日付でもやってるな。何度も。どっちが先だったか、調べれば分かりますが、今更どうでも良いことです。ともかく、何かの動機があってはじめて、それがこうして形式はそのままに、場所を拡大して書き散らしている。そんな感じ。
 これを書いているのは戯言日付含む日記内のみで、日記を書き始めるより以前に読んだ本の感想は、おそらく書いていません。そして、繰り返し読んだ本の感想もまた、書いていません。そのうち、新たな発見があった場合にのみ、一言なり三言四言なり、言及しているかな。例外としてクリスクロスくらいは書いたかもしれないけど、うーん古い本は書いたかなあ。書いたとして、もう残ってはいないでしょう。
 もしデータをお持ちの方は、レアですので私にもください。

・それでは今日読んだ本。光文社の「ZOKU」の文庫版かな。
 一言で表現すれば森博嗣が書いたラノベ。
 ただし、彼特有(意識してかそうでないかは問題ではない)の皮肉が利いているため、ラノベから離れて久しい今の私でもそれなりに読める。今なら、森博嗣氏フェアーか新刊扱いかなにかで平積みされているところもあると思うから、入手は感嘆、もとい簡単であるはず。少なくとも私はそうした状況で目にとまったから購入しました。
 中身は、ホント「ラノベ」、てな感じで。
 私個人の語彙としてラノベとは、キャラの個性でもってストーリーを進行させるものをそう指していますが、今のラノベにそういうものが有るのか無いのか、残念ながら調べておりませんので、現代に通用する定義かどうかは定かではありませんあしからず。
 森氏特有のソリッドさは皆無ですが、水柿助教授のような言葉遊びが多数出現しますのでオススメしておきますよ。

 ところで差込で、新刊案内なんかが入っているものですが、今回ちょっと目に留まった記事があったので紹介。紹介といっても、面白そうな本があったとかそんなんではありません。むろん摂取した食物を溶かす人体内の器官であるはずもありません。

 日本ミステリー文学大賞 新人賞
 「新しい魅力と野心に溢れた才能を求めます」

 私には野心が足りないだろうから無理だな。何よりミステリなんて書くものじゃない。あれは読むものだ。いや、ミステリの要素というか、エンタテイメント性は評価すべきだと思うし、使いこなしてナンボだとは思うけど。
 正賞でシエラザード像、副賞で五百万円もらえるらしいです。皆が欲しがるものは副賞だろうケド、まあ、逆だったら、世間体が悪いというか。ところでシエラザードって、しかもその像、コンパクトで省スペースな彫刻って、ナンデスカ? 裸婦像みたいな?
 謎の固有名詞が頭から離れません。

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