戦略と戦術
・戦争における「戦略」と「戦術」。
「戦略」は「戦わずして勝つ」「戦争に至るまでに如何に自軍に有利な状況を作るか」。
「戦術」は「戦いて勝つ」「兵力のぶつかる戦争で、戦況に応じて有効に兵を動かす」。
という役割がある。
これをちょっと、作品作りにおいて考えて見ると、
「如何に面白い作品にするか、面白くするにはどうすべきか」考えるのが戦略。
「実際に作り始めて初めてぶつかる難題に、理想に近づけつつ、如何に柔軟に対処するか」が戦術。
になる…かなーとか妄想。
また自分語りで恐縮だけど、このふたつで分類すると私は「戦術家」タイプだ。
先のことを見通しつつ、全体の細かな点を観察しつつ、戦略を組み立てる=設計するのがとても苦手だ。苦手っつーか、出来ないわけではないけど、ド下手。手抜かりまくりで、軍師としてはとてもじゃないが採用できないタイプ。
ゲームのプレイスタイルからも分かるけれど、今あるものを如何に有効に使うか、どうすれば理想に近づくかを考えながら動く中間管理職的な人間だ。中間管理職ってことは、上があってようやく本領を破棄するということか?知らんけど。戦場における大将、というところか。
現場で試行錯誤して切り開いていくタイプ。その才能があるかどうかに関わらず、「戦略」と「戦術」で比重を計ると、「戦術」が大きな割合を占める、そんな人間だなと思った。
大物になりたいとは思わないし、そんな器でもない。
だけど、私は私の表現したいものを作りたいと願う。
そしてそのために、戦略と戦術、この二つを持つ人物に力を借りたいと願う。
どうなんだろうなあ。
ひらめきというか、軍師と大将を従えるに足る、そんなものが無ければいけないのかな。
あるかなあ。
ねえな。
何も持って無くてもいい。だけど、何かあるかもしれない。
だから、自分の伝えたいことを、独力で作ることでその、「何か」を見つけられたらいい。
と思った。
自分だけに在るものなんて、そんなものは誰一人として持っていないはずだけど。
まあ、望みを捨てたら人間はそこで終了だわ。安西先生も言ってるしね。