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くだらない事を書いていたので残しました。

 多くのヒトの血で汚され、大量の生命が流出する極所「決戦場」からは、「英雄」などの華やかな名も輩出されますが、しかし時偶に、そこで「化け物」と呼ばれるものも生まれます。
 例えば、功績を残し、ヒトの目が集められることで力が生まれます。その力、象徴力とでも呼んだものか、それは、勝利に貢献したものは英雄とし、殺戮に貢献したものは化け物としてその外見を豹変させます。当時は英雄だった武君も、時を経るごとに次第に名声は掻き消され、振るった血塗れた剣のイメージだけが留まり、残り、やがて化け物へと成って行きます。
 そして、それとは違った化け物も確かに、そこには生まれているのです。

 「混沌の度合いが高まり、領域の支配力が及ばなくなる時の瀬には、ヒトの想像空間に住まう破滅を種とする巨人、悪魔の使者らが、その魔手を現世へと一層近づけてくるという。かつては世紀末の恐怖王と自らを謳ういうアンゴルモア、そして恐怖の存在パズズーなどの脅威があった。ニャルラトホテプは一千の幻像をちらつかせ、ヒトの信仰を集めている。では今は。終末を回避し、世界中が油断している今は。
 幾代にも渡り、血と屍で塗り重ねられた荒廃の大地から出現するは「死国の王」、プルートーとの二面性も持つ怪物、ハデス。
 これが姿を見せるかもしれない。
 切っ掛けは些細で構わない。数多くの戦争欲を掻きたてるものであればなんであろうと。

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