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色恋事4

・現在進行…もとい、現在「停滞」中の話はひとまず置いておいて、少し昔の話をしたいと思う。

 今月二十六日に、ようやく齢二十二になったらしい。ということは、七年前の話になるか。私はバドミントン部に所属していて、あかほりのセイバーマリオネットJからラノベに目覚めて、あるときはRogueにのめり込み、そうだな丁度、ケインの冒険を作っていた頃だろうか。これは紙芝居ソフト「Cube2」というツールで作っていた話で、当時はやはりMSXこそが至上のパソコンで、Windows?ってなんだよ?という感覚でFM-Vデスクパワーを振り回していた頃だ。ビットマップ形式の特徴すら分からず Yahoo を「やっほー」だと思っていたのだった。若さ、無知ゆえの、である。ケインの冒険以外にも、二、三のストーリーを書いていたが、話を組み立てる理論も無く、ただただ書き連ねていただけだったなあ、懐かしい。しかし個人的にあの頃の妄想も文章化してみたいと思っているのだ、閑話休題。そんな感じで、学校では友人とのバカ話に熱中し、部活もそれなりにぐーたらと楽しんでいた記憶がある。小学校レヴェルである。
 そんな時分の私に恋愛事などわかるはずも無く、周囲が色気のある話をしたところで「なにそれおいしい?」と思っていたのだ、本心から。だから、不意にこのようなことを言われたところで意識するはずも無かろう、と今更なのだが自己弁護しておく。

 「○○がオマエのこと好きなんだって」

 曖昧だが、こういった事を耳にねじ込まれたことがある。二学期も終盤あたりだったろうか。季節までは覚えていない。あの頃はいつだって暑かった。そして、そのときの私の反応はというと、

 「××かー…。伝説の青いひげが、まさかマサルの手に…」

 この時期、身の回りで恋愛フィーバーが起こっており、その方面に疎すぎた私にも、少々混乱があったことは認める。だが、このような話が私自身に持ち上がるなど、全く想定していない事態だったのだ。(そして「すごいよ!マサルさん」が流行った時期でもあった。私としてはソッチのほうがビッグニュースだったわけだ)
 これも弁解の布石なのだが、私の学年に、この「○○」という苗字を持つ女性が実は二人居た。そして、こうした二択でアタリを引くことが(二分の一にも関わらず)ほぼ皆無であった私である、見事に「もう一人の○○」のほうだな、などと早合点して、興味無しとばかり ぼへーっ としていたのだった。まあ、もはや時効だろう。確認もしていないから、もしかすると「もう一人の○○」で正解かもしれん。そしてどっちでもいいだろう。ラベンダーの香りは好きじゃないので。

 他人から好かれることなど、これまで皆無。と思い込んでいた私が不意に思い出した、モノクロの色恋話。いや、こんな人間でも、ちゃんと人から好かれることだってあるのだなあと感心したという、それだけだ。色恋面でなく、己という人間性にぐらつくことの多い私だが、もう少しくらい、自信を持ってもいいかもしれない。と、いま振り返っても励まされる出来事である。
 例えそれが、色恋フィーバーに巻き込まれてもたらされた幻覚であったとしても。

 今更ながら、確かめたり出来ない話。つーか、今どこにいるんだろう皆。
 同窓会とかしませんか。いやいや、もしかして私だけ誘われないとかそーいう話か。

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