創作メモ1「ジュリアの場合」1.5
・前回分の訂正だけエントリ。
「砂が流れを生む」点について懐沢博士に訊いてみたところ、
えー、
>砂沙漠では、あるいはそのようなことも起こり得るだろうが、
>通常の「荒廃した土地」という意味での「沙漠」では、
>一時的にならともかく「海流」と呼べるような定期的な流れは生まれにくい。
とのこと。
オーストラリアという地区に限定して「沙漠化」を検証した上で、砂沙漠と岩盤沙漠などを区別し、高低差なども考慮したうえでなら「砂海」と呼べるシロモノも想像可能ではないか、と現段階では理解。ただし、スコールによる水供給が、偏西風と高温で蒸発しきるまでのわずかな時間にのみ起こりうる現象、と頭に留めておくように(高温多湿という環境で、水蒸気を含む西風が、どこまで蒸発に助力するものかはさっぱりだが。いや、この点に限っては、「昼」には砂漠の地熱で西側に豊富な雨が降り、「夜」には沙漠一帯に平均的な降水をもたらす、とかいう考えでフォローできるかも。砂漠地帯の気候とか勉強しないと確実なことは言えない。
っていうか、懐沢って、誰。
・オーストラリアの地形について。
オーストラリアはおよそ3つのエリアに分けられるようです。
古い地質で構成された西部台地、
南部の湾岸を含む中央低地、
そしてグレートディバイディング山脈が中心になる東部高地、ってな感じ。
3つのエリアで最も広いのが西部台地エリア、それより若干少ない面積を持つのが中央低地。この2エリアがオーストラリア大陸のおよそ4/3を占め、そのほとんどが、沙漠化が襲うまでもなくすでに不毛の大地と化しているようなのです。砂沙漠はというと、名前を持つ「地域」が幾つか、地図に記載されていない砂砂漠もあるらしい、とのこと。どんだけ荒廃してんだ。
なかでも大陸最東部に位置するグレートディバイディング山脈から西に広がる低地は、レッドセンターの名で知られる「赤の沙漠」。私は知らなかったけど、マレー・ダーリング河川を越えるとさらに乾燥の度合いは増し、西部に広がる台地に至ってはカッカラに干からびているらしい。
中央の低地帯に降る雨水の多くは、オーストリアでも有数の広さを持つ湖「エーア湖」に集まるらしいのですが、それでも水量はさほど多くない、とのこと。オーストラリアって、広い。
荒廃地区と森林が残る地区、ヒトの住居区など、自分で地図を書いて、この話の舞台がどういう場所かってのを把握したいところです。気象の具合や むし の分布なんかも考えないと。
ほんとそーいうの好きだな>自分。