« 作成日記 | メイン | コーヒーゼリーで死亡確認 »

ハチミツとクローバー

・メモでいいや。

 どうしても見つからなかった9巻を、未来屋で発見! ゲットゲット。
 そうして終わりを迎えた私と「ハチミツとクローバー」です。
 なんつーかな。やつらと一緒に過ごしてきた私の青春も、終わりを迎えたって感じです。

 竹本の苦しみは私の苦しみであり、やつの喜びは私の喜びそのものでした。竹本の悩みは、あの時私が抱えていたものと姿かたちこそ違えども、なびく波は同じ性質のもので。だからこそ竹本が復帰した時には、私は心の底から良かった、と感動いたしましたとも。
 彼が見つけたのは、彼にぴったりな仕事。そしてそれは、みなと離れてしまうだろう道でもありました。
 すなわち、彼女との別れ。
 …最終話、おそらく最後になるでしょう別れのひと時を交わします。そして彼女からのプレゼント。別れの余韻が、かつての思い出と反響を生み、強く爆発したような…そんな素晴らしいラストでした。それと同時に私を襲った痛みが、だけど悲しい痛みなどではなく、辛く痛むでもなく、ただ、切なく軋む。
 こりゃ、ダブル三角関係恋愛モノではなく、何度も何度も繰り返されたように「青春」そのものです。

 苦味も痛みも、甘さもあたたかさもすべてをサンドイッチにした…
 「ハチミツとクローバー」。
 会えてよかった。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://zaregoto.s19.xrea.com/x/MTTS/mt-tb.cgi/63

コメントを投稿