急に食べたい症候群
・時偶にふと、唐突に、アルコールを摂取したくなることがある。奇しくも今日がその日に当たったらしく、帰りがけにコンビニで度数4.7のZIMAを手に取っていた。酒に弱い私は3%以上のアルコール飲料で全身が火照って呂律が危うくなるのだが、このZIMAだけには何故か強い。いや、思えばカクテルやスパークリングワインなどで酷く酔ったという覚えも無いから、もしかすると洋酒全般、少なくとも果実酒系統には強いのかもしれない。しかし今日はその話ではないので深くは追求しないことにする。ここで着目したいのは、酒類をあまり好まない私が率先してアルコール飲料を購入した、というところである。
このことに関して考えたいのであるが、前置きとして「科学」や「医学」に精通していない私は、それらを根拠に考えたりはしない。だからといってオカルティックに走ることもあまりしない。一度うさんくさいと感じたものは以降一切信仰しないのだ。だから、今回の「周期的に起こる衝動」にバイオリズムなんてものは断じて持ち出さない。よもや月齢が関わっている、なんてことは口にするどころか可能性すら思い描かないだろう(というか、必死に関連性の有りそうなものを探して出した結果が「月齢」というのは、また別の問題を抱えていそうだな)。そういったことを踏まえて、以下である。
「周期的に起こる衝動」、今回はアルコールであるが、これは私の記憶の限りではあるが恐らく二ヶ月周期で訪れるのだろうものである。そして特にこうした嗜好性の高い欲求は抑えるのがなかなかに難しい。他で例えると煙草などがそうだろうか。(しかし煙草は吸わなくとも問題は起こらないので、「突発的な嗜好性の高い欲求」の中には入れないことにしたい。)甘いものが食べたい(これは運動後などを除いて)。等の他、これは体調の変化で起こるものだから中に一括りに入れてしまうのは乱暴であるが、しかも私が男性であるから想像でしかないが、「妊娠中、酸味のある食べ物を欲する」衝動。これも「ある一時期に無性にそれをむしゃぶりたくなる」という特徴を射ている。
多岐に渡れば渡るほど、なにやら得知れぬチカラに原因を求めてしまいがちだが、なにこれらは異常ではあるが、上記の全ては「渇いたようにそのものを欲する」という点では、ある種の飢餓感である。そこに思考が行き着けば、もはや解は出たも同然であった。つまり、心身の健康を維持する上で「現状不足しているもの」を、本能だか無意識だかが理性に訴えているのである。これが「周期的に起こる衝動」の正体だ。
飢餓とは「食物が無くて植えること(goo辞書)」「食物が無くなり(不足し)、酷い空腹に我慢が出来なくなること(新明解第五版)」であるが、これを受けてあらゆる「周期的に起こる衝動」を考えても特別に異存は無いように思う。まあ、今回はある要素を得るという「獲得欲」がまずはじめにあるから「(ある要素に対して)飢えているのだ」と納得できているだけかもしれない。例に挙げれば普段の生活の中でも急にスポーツがしたくなることがあるが、これも運動不足を肉体が悟って「飢えている」と大脳へ信号を送った結果、と言ってもいいだろう。
今回は体に疲れが溜まり、精神的にも同僚との付き合いでへたばっていた私の、肉体と理性とのどちらともが休息を欲しがっていた。イコール酒でもかっくらってさっさと寝っちまおうぜ、という以前体験した「経験」から、アルコールを欲したのかもしれない。もしくはZIMAについていたオリジナルデザイン「ボトルオープナー」が欲しかっただけ、という、ただそれだけのことだったのかもしれない。
--ここまで--。
ただ、最後にひとつ。この論の最大の弱点は、私の脳が貧困ゆえ例外が思いつかない、というところにある。
瓦解はもとより新論でフォローしようにも、現時点では何も出てこないから何も出来ない。
これに対して反論などあれば、鬱陶しがるなんてのは以ての外、ぜひぜひご拝聴させていただきたいと思う所存。(だけど別に、これで何かしようってワケじゃないので。私の自己満足なので、そこらへんのご理解はお願いします。