創作メモ1「ジュリアの場合」
・ツクール「アイテム交換」の項が如何ともし難いので、流行の創作メモを書いてみる。
なんで創作メモなんて流行ってるの?
世間の流れが解せん。
・タイトル「無断」
(無題と打ったつもり。
・ストーr-
なんかR-Typeっぽいのを書きたい(ストーリー?
・舞台は温暖化とか進んで海の1/5が消えた地球っぽいところ。世界地図が面白いことに。
まず赤道から南北十五度~二十五度付近にあった土地は完全に消失、侵入不可地域化。またこのラインに「海」が集中していて、赤道帯から3,000キロ以内には不定期に暴風雨が吹き荒れる。諸島が見られるが、地形は極めて不安定な地域。もちろん陸上生物が住めるような環境ではない。赤道帯付近は年間続く高温と激しい雷雨のため、通常の海洋生物も近寄り難い地域となり、深海の生物系が発達してるという話だけど、そもそも深海生物は進化しないのが結論である生態系なので、よーわからん(実際、こういう環境で現在の深海生物がどう進化するのか知りたい。是非。
で、ヒトが住む地域はそれ以北か以南に限られるわけだけど、まず概略。
南はまず南アフリカ大陸と南アメリカ大陸とが、妙な形で大接近。南アフリカ最南端「喜望峰」を先端とするドラケンスバーグ山脈が、ケープ海盆(海の中にある盆地だと思いねえ)を陸に押し上げてつながり、西にさらに伸び、同じくアルゼンチン海盆を陸に押し上げたアンデス・ブラジルと、大西洋中央海嶺を挟む形で対面。マダガスカルは「陸の山地」化、大きく東に伸びつつ東西にやや平べったくなったオーストラリア大陸と大河化したインド洋を挟む形でほぼ隣接する。見下ろすマダガスカルからは、対岸の町がふつーに肉眼で確認可能な距離に。
さて北はというと、北極圏を囲むように陸がほぼ密接、擁していた海は内海~汽水湖化、日本は太平洋に最も近い「山地」になる。
という形に。
わかった? 世界地図見ながら実際に書いてみると笑えますよ。
さてそんな陸地がどういう現状に陥っているかというと、
・全域的に「高温多湿」化。スコールが吹き荒れ、水害によってヒトの住み得る場所は激減。
・平野部は90%砂漠化。盆地、山地は大量の雨にさらされて湖に沈むか、はたまたジャングルに。
・たくましい生き物はいっぱい居るみたいだけど、適応できずに滅んだ生物は数知れず。
・昆虫が大繁殖。同時期に天敵になりうる生物が半減(地域によっては激減)したためなんか巨大化。
常夏・むしむしパラダイス。
そんな場所のうち、元オーストラリア大陸が舞台になります。
国土のほぼ97%は砂漠。以前の土地は1/3が海に飲まれ、住めるのは新しい海沿いの街と、南デヴァイディング山脈のふもと付近に広がる緑地くらいなもの。あとは元からあった街がありますが、これは人工的に住めるようにしただけで砂漠の真っ只中であるという事実は不変。定期的に繰り返される水害と水不足が脅威になってます。
でも、こんなオーストラリアですけど、世界的に見てもまだ幸せな場所ですヨ。
個人的に世界で一番幸せなのは南アフリカ・マダガスカル地域。ヒトが住めるのはやや高地になるマダガスカルとドラケンスバーグ山脈の緑地部分だけ、という寂しい土地環境ですが、それゆえに言わずもがな、か、高地にある豊富な緑と、その直下に広がる大砂漠のおかげでスコールをあまり恐れる必要がないのが勝因。コンゴもろとも名山キリマンジャロが赤道ど真ん中で沈みかけてますが、北と分断されたところで痛くもかゆくも無いというか、かえって北の紛争に関わらずにおれるのは幸福です。新たに増えた土地は元海・現砂漠だけですけど、そもそも高密度な人口ではないし、街から出たら見渡すかぎりが大砂漠、なんつー、ンな絶望的なもの見せ続けられたら身の程というものを自覚してまっとうにほそぼそと生きようという気になるらしい。
北に関しては、言及したくないですが。
中国がまず全砂漠化&暴風圏化。空もダメ陸もダメ、ってことで死の土地と言われるまでに大荒廃。大半が砂漠と化して第二の死の土地と呼ばれてしまうアメリカ合衆国に代わり、カナダが大きな顔してます。ヨーロッパ周辺はカナダと接合する形になり緑地部分が豊富に残されたためか、気候の変化以外にあまり大きな影響は受けていない。しかし南に行くにつれ砂漠が増えていくため、以降は全砂漠となる元・地中海以南へ行こうとするものは居ないとのこと。東へ行くと、北極海に面するロシアは暴風もほとんどないリゾート。中国からの死の風以外におそれるものもなく、おそらく禁欲的なマダガスカルと比べると、最も恵まれた土地と言えるでしょう。私は嫌いだけどそーいう恵まれ方は。
これが舞台設定ですね。
さんさんと照りつける太陽の下、ラテン系の陽気なR-Typeになることでしょう。
・登場人物
・むし。
砂漠で生きる「むし」と、スコールの風に乗ってくる「むし」と、森に生きる「むし」と、
とにかく むし が主役です。その他の人間は端役。
・砂海。
今や砂漠の正式な名称、「砂海」。
スコールの降らす雨は、大半は砂の表面ですべて蒸発してしまうが、それでも次から次へと降りつけるため、一部は渇かず砂の奥底へ染み入っていく。山地に降った雨は砂漠へ流れ込み、砂漠の地下に残った少量の水と合流して流れを生む、それらは砂ごと、窪地へ、または海へ向かって移動する。これを地下の流脈、砂流といい、また多くの雨水を含む西から吹き続ける風は、この流れをほぼ一定のものとしている。砂流によって砂の海は絶えずゆっくりと流動しており、さながら砂漠の中に一定の秩序、海流を作り出している。それゆえに、…砂海と呼ぶ
んだってさ。実際そんなことにはなりませんが、えーい知るか。
・ジュリア
にんげんおとこ。
もはやそれが世界である「砂海」。そしてヒトは、ヒトゆえに砂海を渡る手段を編み出した。
それは むし であり むし ではない… そんな「ビードル」を乗りこなす、一人の渡り鳥。
渡り鳥ってのは飛び職、運送を主とする仕事屋の通り名。宅配便が黒猫、てのと同意。
飛べりゃなんでもいい、という主義の下、仕事を選ばず行き先も選ばず、二人乗りの最も小さい「ビードル」を操って、オーストラリア全土を行ったり来たりするのが彼。愛機の名前は「ビッグバイパー」…て、それゲーム違う。
・名称未定
にんげんおんな。
ジュリアのお荷物。自称がトラブルメーカーという大変なキワモノであり、ジュリアにとっては運びの依頼人であり、荷物でもあるという名実共に「お荷物」な人物。
こんなん私がヒロインとは認めない。認めないが、
他の登場人物がオッサンぞろいになる予定なので、困った。
・その他オッサン’ず
とりあえず、今回はこれだけですかね。
次は、「ビードルと砂海の旅、夢気分」みたいな事を書きたいです。
おおまかな話の流れはキッチリ決まってるわけがないので省略したいんですが、どうか。
舞台に関する地理が得意、気象の資格持ってる、てヒトのアドバイス求む。
+
書き終えてみると二時間が経ってるんですが、
ホントこういうの好きな>自分。