日記を書く週間(1:05 2009/09/01

・今月つーか八月中、途中まで順調にやってたのに、なぜ半月も更新止めちゃったかというと、
 まあ、なんですよ。index.html に直接文章書き込んでたもんだから、退避させるのも面倒だし、
 書き終わってから、また日記書けばいいやと思ってたの。
 そしたら見事に難産。
 おまけに連続出勤記録も樹立。
 私の文章を待ち侘びる人たちごめんなさい。待ち過ぎて渇いちゃってたらごめん。

 まあ、どこのサイトともリンクつないでないから来る人もいないはずなんだけどね!
 アメリカンジョークですよ。自虐とも言います。

・ついったーの使い方に、ようやく慣れてきたような感じですよ。
 あれだ、かつて流行ったレンタルCGI日記と同じ。自サイト内に埋め込む機能付き。
 ただし、こっちはユーザが自主的にユーザ同士の輪をつないでいかなきゃならない。
 いろんなところとフォローしあって、初めて意味があるツールですね。

 ってことは、私みたいにガチャさまと天気.jpだけフォローしているついったにはまったく存在価値が見出されない、ということ。
 ついったーとは、本来ならば「検索から生み出されるコミューン」生成装置の役を担うものなのだろうケド、
 日本で絶賛稼動中のこいつは、いまんとこ「有名人とも気軽にやり取りできます」みくしの如し。
 検索で輪をつなごうという意識が希薄です。
 あ、これ全部ソース無しの妄想ですよ。でも、そんなかんじ。

 しかし、そっちのほうが私には気楽でいいね。
 だってフォローしちまうとさ「コメントしなきゃいけない」脅迫感に襲われちゃうんだもん。
 なんつーか、インドアで根暗で、消極的な他者とのコミュニケートを求める私のような人間には、
 いくら流行っているからといって、向き不向きがあると思うんだ。
 だって俺、エイリアンだし。

 人間が持つ生存本能、防衛機能とはいえ、まさに私みたいなものはエイリアンですね。
 コミュニケート下手で、意思の疎通がムズカシい。
 でも、こうして独り言を言う権利を行使する分には、どこからも文句は出ないわけ。ありがとう。
 こうして独り言を言わせてくれて、ありがとう。皮肉に決まってんだろう。

日記を書く習慣(2:59 2009/08/31

・目指すは、週四度の更新! 月四度の間違いなのか!?

・階下の喧騒を余所目に、三階の自室へ向かう。
 自室、といってもジュリアの持ち家ではない。このパブの空き部屋を、勝手に使わせてもらっているのである。
 手入れもせず放っておかれた物置のような客室で、たしかに小汚いが、それでも宿付き酒屋の一室らしく、手水も浴室も、市の水道がまだ生きている、この界隈では非常に稀な場所であった。他を探しても、こうはあるまい。
「待ちかねたぜ」
 戸を蹴り開けるなり、声が掛かった。
 外界の光が薄く差す窓際からである。静謐な闇から冷ややかな眼光が、ひたりとジュリアを捕える。
「遅かったな、ジュリア」
「帰っているなら、明かりぐらい点けろ。根暗野郎」
「夜風を浴びながら、こうして一杯引っ掛けるのも、おつなもんだ」
「くせえ腐臭しか入ってこない窓開けて、風流気取るな」
 軽く肩をすくめる気配、男は再び窓の外へと視線を投げ、グラスを傾ける。
 苛つきながら八畳ほどの部屋を横切り、抱えてきた氷と酒瓶を男の前に落とすと、壁に掛けたランタンに手を伸ばす。
 暖かな灯火が、薄闇を追い掃うかのように室内を満たした。
 ジュリアは、夜闇にあって、明かりがないと落ち着かないのである。
 男が陣取っている机も、年季の入っているらしい古めかしいランタンも、調度も何もかもが打ち壊されたこの一室に、必要最低限、ジュリアが持ち込んだものだ。
「なあジュリアよお。裏街では、夜にも明かりを点けないのがマナーなんだぜ」
「知るか。人がいて、狭いねぐらにも小さな火があるのが社会性というものだろう。まあ、その社会から切り捨てられたゴミどもが、臭い生ゴミなりに考え出した独自の法治というやつだろうが、俺がそれに従う由は、ない。違うか?」
「生ゴミとはきつい言葉だな」
「気に入らなきゃ、生理性廃棄物とでも言い換えてやろうか。つまりウンコだ」
「かわいい顔で、言うなよ、それ」
 ランタンの暖色に浮き彫りにされた男の口元が、情けなくゆがむ。
 男の名は、ヴァン=ダスクという。
 歌うような調子のある声音からも知れるように、二十歳過ぎの、まだ若い男である。小さく締まったあごの先に胡麻のように小さくひげを残し、ざんばらの黒髪を油で汚れきったバンドで無理に上に引き上げている。普段はこれを、目深に被ったワークキャップに押し込んでいて、郊外の労働者風、といういでたちである。
 小ぎれいに整った顔つきに、優しげな甘みのある声色で、一見すると遊び好きの軽い男のように見える。
 しかし、ちからなく細められた双眸から漏れ出るのは、違和感を覚えるほどの底知れぬ冷たさ。一片の容赦もない冷酷な目つきには、異常な、周囲を寄せ付けないような「すさまじさ」があった。
 今はその目に、精一杯の親しみを込めて、ジュリアをみつめている。
「それで、収穫はあったかい?」
「……さあな」
「さあ…、って」
「さっそく、狒々爺の顔を拝んでやったよ」
 言いながらジャケット脱ぎ、若い裸体もあらわに、ヴァンに向かって放り捨てる。
 くたびれたタンクトップにわずかに隠されたジュリアの半身は、すらりとしており、無駄な肉が無い。女独特のふくらみも、無論、無いが、一人前の男性のもつ力強さも無いと言っていい。「狒々爺」や、階下の男達を圧倒した、目を見張るほどの銃技をささえるだけの筋肉すら見受けられない。どこか、ふくよかささえ感じさせるほどである。汗ばんだ若い肌はどこまでもみずみずしく、色香さえ匂わせている。
 そんなジュリアの裸体に思わず見蕩れながら、ヴァンは憮然と、
「顔を拝んだって…。ジュリア、今日はちょいとこの街に、顔を売って来いって言ったはずだ」
「俺の顔なら、もう充分に売れただろ」
「ジュリア」
「なんだ」
「俺を頼ってくれるのはありがたい。だが、それならそれで、俺のやり方でやってもらわないと困る」
「そのつもりだった。だけど、行った店が、あの爺の店だったみたいだな」
「かあっ、簡単に言ってくれるぜ…」
 両手に抱えるジャケットに、顔をうずめながらヴァンは吐き捨てるように呟く。
 ジュリアは黙々とグラスに注いだジンをほおばる。かちかちと氷を鳴らし、
「…悪かった」
「ほんとうに、そう思ってるのかねえ」
「……思ってるよ、思うだけな」
 ほんのりと赤く色づいた唇を尖らせて、縛った金髪を解き、軽く頭を振る。
 容姿や仕草だけを見るなら、そこらの乙女達に引けを取らない。いや、女以上に女らしいと言っていい。
 軽く波打つ、まぶしいほどの金髪。小さい頭に大き目の碧眼、幼さを残す、肉付きやわらかな頬。背高も、成人男性のひとまわりも二周りも小さな体型である、これを見て彼の性別を見抜くのは至難であろう。
 視線に気づいてジュリアは、やや乱暴な手つきでグラスにジンを継ぎ足すと、ヴァンに背を向けてため息をついた。
「で、次はどう動けばいい?」
「つぎ、次ってな……、ジュリア」
 ヴァンは、自分のグラスに氷を移してトリスを足し、上品に口に運ぶ。
「俺の立てる作戦を、何度もぶち壊しにしているやつのセリフじゃないぜ」
「じゃあ、なんて言えばいい」
「そうだなあ……たとえば…」
「どのみち進むしかないんだ。俺の顔と名前は、狒々爺に充分に知れた。次の一手が重要だろ」
 ジュリアはそっと、カーゴパンツのポケットに手を滑り込ませ、そこにある固い感触を確かめる。
 固い、鉛弾の感触。
「そうだろう、ヴァン……相棒?」
 ヴァンの表情が一瞬、固くなる。
 ヴァンが乱暴に立ち上がる。椅子を蹴飛ばす、重い音。
 気を静めるように、すぐさまグラスを一息に開けてしまうと、普段の調子で口元でだけ笑みを作る。
「…下のヤツラ、どの程度痛めつけた」
「手が早そうな顔面岩の右腕を、少しばかり細くした。大した傷じゃない」
「銃声、一発だったもんな。さすがに、大した腕前だよ」
「おまえが集めたのか、あのゴミども」
 言下に「あの役立たずどもを使うのか…」と天井を見上げる。
 悪辣なジュリアの呟きにも動じず、
「ようは使いようさ。あいつらはあれで、けっこう腕は立つんだぞ」
 眉をおどけるように上げたヴァンは、ジュリアの腰にぶら下がった銃に目をやった。
「お前は、たしかに一流かもしれない。だけど、一流が一匹で、なんになる。敵は、このジーマ・シティきっての悪党組織、トラッシュの頭領、トラジーマだ。……こんな裏街を仕切っちまうような、でかい組のあたまを相手に事を起こそうってつもりなら、二流、三流を集めて、頭数で勝負するのも有効なんだぜ。まあ……お前ほどのガンナーからすれば、他のヤツラなんてゴミにしか見えないだろうが、な」
「よく言う。…あいつらをゴミとも思っていないのは、おまえのほうだろ、ヴァン」
 かちり、と氷が鳴った。
 視線だけ振り向くジュリアに、ヴァンは冷ややかな笑いを返す。
 その沈黙はまるで、ジュリアの指摘を肯定するかのようである。
 双方とも視線を絡ませたまま、逸らさない。
 ややして、ヴァンは、ゆっくりとかぶりを振り、
「お前は違うよ、ジュリア」
 おそらく他の誰にも見せないだろう、あたたかな微笑を浮かべた。
「……まあ、いい。おまえの考えあってのことだ」
 ジュリアはつれなく、仕方の無さそうにため息を落とす。
 一本調子だと自覚している自分にはないもの、「実行に足る計画性」を練る冷静さ、その重大性を、ヴァン=ダスクに会って知った。
 そして出会って以来、共に行動することの多い二人だが、ことあるごとに面倒に巻き込まれるジュリアをヴァンは欠かすことなくフォローし続けてきたし、それにともなうヴァンの行動は、ジュリアを一度たりとも失望させなかった。
 だから今回も、ヴァンの立てる「作戦」にジュリアは、いかに不満があろうとも異論を唱えるつもりがない。とかく人に使われるのを嫌う裏街の「腕の立つ…」ごろつきを、苦もなく集めてしまう、ヴァンのちからを、ジュリアは微塵も疑っていない様子である。
 今回も、きっと、うまくやってくれるのだろう。そのくらいのものだ。
 ジュリアは再び壁を向き、いつの間にかほとんど水になったジンを飲み干す。
「俺は、おまえの言う通りにやるよ、相棒」
 酒はぬるかった。迷わず、氷を引き寄せる。
 その声に、今度は不満げに、舌を鳴らすヴァン。
「相棒はやめろ。……俺たちは、永遠の片思いだ。そうだろ?」
「気分が悪くなるようなことを言うな」
「そうじゃねえか。いつも報酬は未払い、払う心積もりさえ見せてくれない」
 ジュリアは、さも意外そうに、氷を掴む手を止めた。
「おまえがいつ、俺に報酬なんて欲しがった?」
「毎回だよ。いつもいつも、お前が呼びつけ面倒を押し付けるたびに、俺は言い続けてきた」
「まるで俺がおまえに頼ってるみたいな言い方はやめろ、反吐が出る」
「反吐はやめろ。その顔で反吐は……」
「ゲロが…」
「オーケイやめてくれ頼む。…なんでそうまでも口が悪いんだ」
 苦渋に満ちた表情でジュリアを見やる。
「ヒトを外見で判断しちゃあいけない、てな教訓だ。わかったか」
「わかった。よおっ…く、わかったよ。お前は、俺に頼ったりしない。誰も頼らない」
「そうだ」
「だからこそ、いま、ここに俺がいる」
「そのとおり」
 グラスを置き、ジュリアが珍しく、満面の笑みを浮かべる。
 彼の柔和でしっとりとした笑みは、まるで官邸宅通りに並ぶ、一対の天使の像のような近寄り難い清らかさがあふれていたが、ランタンの明かりのもとで見るそれには、どこか、男を惑わせる、売り女のような妖しげな色気があった。
 生身の、肉欲を誘うそれである。
「そう。俺は、おまえを呼んだりしない、ヴァン。おまえが、俺の声を聴きたくてやってくるんだ。そうだろ?」
「…そうだな」
 そのジュリアの視線を受けるヴァンの顔は、苦渋を噛み締めるように歪む。
 ちいさく舌打ち。
「俺が勝手に、惚れ込んでるんだよ」
「だから、報酬なんていらない。最後にそう言い出すのは、ヴァンのほうだ」
「……ずるぃよな」
「なにが?」
「なんでもねえ、よ」
 目を細め、くすり、と笑うジュリア。
 その場でカーゴパンツを脱ぎ捨て、部屋の片隅に山積みになった毛布から一枚抜き出すと、そのまま、横になって目を閉じる。
 すぐに寝息が聞こえ出した。
 ヴァンは立ち上がると、一度だけ寝顔を覗き見た。安らかな、穢れを知らない幼子のようである。
 毛布から飛び出した、男のものとは思えぬ細腕。やわらかな唇。
 ヴァンはそっと伸ばした手で、今夜も空を握ると、きびすを返してランタンを吹き消し、同じく毛布に包まって寝転がる。
 容易に、無防備な背中をさらすジュリアに手を出す男がいないのは、この部屋の中でも同じだった。

ついった(3:37 2009/08/19

・よくわからんが、付けてみた。
 なんでも「すれちがいつぶやき」みたいなものらしい。
 よほど面倒でもない限りは続けてみようとは思う。が、おそらくは長くは持つまい。
 更新の延長にもならん気がするし…。

日記を書く習慣(2:59 2009/08/14

・目指すは、週四度の更新。がんばれ!

・明日も仕事。
 つーか、いつまでもしごと。
 姉さんが呑みに行ってて遅くなるってのは聞いてたけど、
 まさか妹さんが帰ってくるとは思ってもいなかったんだぜ。

 びっくらこいたー。

 あ、ちとアルコール入ってるんで文章書けません。
 今回はこのくらいでカンベンとさせていただきます。

日記を書く習慣(1:37 2009/08/13

・目指すは、週四度の更新。

・なのですが…。
 どうにも休みにでもならんと時間が足らなくてねえ。
 私、日野の活動限界は、自分でも意外のなんと「一時間」!
 やあ、「意外」とあるじゃねえか。

 この一時間を使って何をするのか、
 そればかり考えて一日が終わります。
 ここのところ。
 あ、うん考えながら読書してます。

 剣客商売なまらおもろい。
 うぬ。
 やることが沢山有り過ぎて手一杯なので、やはり目先を絞らないといけません。
 何から削るって、ゲームかしら。リフレクス削っちゃうのかしら。(面白いです。
 

日記を書く習慣(2:23 2009/08/11

・ハヤクモ ザセツ。

・闇の中、すえた臭いの充満する裏路地を、ジュリアは足早に抜けていく。
 遠くに酒場の賑やかな喧騒が聞こえるが、それは表の大通りからのものだ。
 華やかなのは表面ばかりで、路を違えれば途端に、ねっとりとした闇が待ち構える。聞こえるのはねずみの小さな罵声、女のきわどい怒鳴り声。そして時折、殺気混じりの争うような物音が、薄暗い中に血の臭いをただよわせる。
 決して陽の差さぬ「裏街」は、入り込めば法治の目も届かぬ場所である。当然、後ろ暗いものどもの巣窟になりはてている。
 大きな街になると、こうした場所は珍しくもない。ゴミ捨て場が如き「裏街」は、一般人のみならず、争いごとをメシの種にする「人間のダニ」ですら関わることを避けるような、危険な区域である。
 小心なものならその影を踏んだ途端にひっくり返って逃げ出すであろう、そんなスラム化した裏街を、ジュリアは煙草の火も消さず、さっさと歩いていく。
 やがて既に灯の消えたパブらしいところへ辿り着いた。
 入ると、ジュリアは無言でカウンターへ入り、ガスの灯をともす。
 暖色の光が室内を照らすと同時に、さっと、幾つもの視線がジュリアに向けられた。
 どこに潜んでいたものか、五、六人の人相のよろしくない男らが、ぞろぞろと立ち上がって集まりだした。
 酒で血走った白い目が鋭く、ジュリアを突き刺す。
「消せ」
「だから辛気臭いんだよ、おまえらは」
「余所者がでかい口たたくな」
「合わせてひとかたまりのゴミが、真面目な労働者に偉そうな口利くんじゃねえよ」
「な、なんだと」
 にわかに気色ばむ男達をよそ目に、手にしたジンを口に含む。
「不味。腐ってんな」
「この女…!」
 逆上して銃を取り出した男の腕が、赤く、火を噴く。
「ぎゃあっ…」
 空気が爆ぜる音に叫びが混じる。  倒れたのは男のほうである。酒瓶とテーブルを巻き込んで、血と、派手な音を撒き散らした。
「だれが女だって…?」
 他の男達は、床で呻く仲間を一顧だにせず、しかし掴んだ銃を構えようともしない。
 顔には驚きの表情が浮かんでいた。
 銃声に、ではない。
「いつの間に、抜きやがった…」
 頭に血がのぼっていた、といえばそうだ。
 しかし目を離してはいない。「ジンの酒瓶を握っていたはずの右手に、ルガーがあった」のだ。
 男達は汗ばんだ顔を強張らせて、互いに息を呑み、
 (誰もが撃たれておかしくない…)
 と、混乱の中、確信していた。
 男達が銃を取り出したのはほぼ同時。
 だが、撃たれたのは、ジュリアを「女」呼ばわりした一人。
 そいつが、仲間内で抜きん出て速かったわけではない。
 撃たれたのは、
 (「この女…」、と…)
 余計なことを言ったからだ。
 水を打ったように一斉に黙り込んだ男達を無視して、棚の奥をまさぐると、
「氷ねえかな」
 ジュリアは発掘したブラックニッカを片手に、気難しい顔をしたのであった。
「なあ、氷はあるか?」
 容易に背中を向けるジュリアに、もう一度銃口を向ける度胸のある男は、ここにはいなかった。
 

日記を書く習慣(1:50 2009/08/02

・取り戻すべくがんばる。

・静寂。
 沈黙と闇が、動きを妨げるようにまとわりつく。
 手の中にあるルガーに、しがみつくように、手の力を強める。
 目の前には標的がある。動かず、じっとりとこちらを見据える気配を感じる。
 目をこらす。闇に慣れた目が、その輪郭をはっきりと捉えた。
 ゆっくりと息を吐くと、すばやく撃鉄を起こし、引き金を引く。
 閃光が飛び出した。続けざまに、さらに二度。
 火薬の臭いが立ちこめ、ゆっくりと照明が力を取り戻し始めた。

 「グレイトだ、ミス・ジュリア」
 イアプロテクタ越しに、しゃがれた声が聞こえる。
 ルガーの安全装置を戻し、イアプロテクタを毟り取るように外すと、ジュリアは背後のスピーカに向かって小さく毒づく。
 「誰がミスだ」
 「まさか本当にやっちまうとはなあ。心臓に二発、そして頭に一発。パーフェクトだ」
 古いAVからもぎ取ったような、がたついたスピーカの上に、これまた骨董品のモニタ。大小ふたつの穴が開いたヒトガタのはりぼてを映し出して、薄暗い地下室を明々と照らしている。
 馬鹿のように大きいスピーカの声は、ノイズ混じりの、潰れたような笑いを響かせる。
 酒場の地下にこんな、スピーカ、カメラ付きの30メートルのシューティングレンジを作ってしまう。金を余らせた爺の、胸糞悪くなる卑下た笑いだった。
 「オーケだ。賭けはおまえさんの勝ちにしといてやる。賞金持っていきな」
 ぶつりとノイズが途切れる。
 ジュリアはこれ見よがしに舌打ちした。この爺の噂は聞いたことがあった。
 自分の経営する酒場で、腕力しか取り得のないごろつきを使って、腕に自身のありそうな男を騒ぎに巻き込む。そして自ら仲裁役を買って出、地下のシューティング場で到底無茶とも思えるミッションを行わせるのだ。成功すれば口止めのわずかな褒賞を渡して解放し、失敗すれば海の底。かつて早撃ちなどと持て囃された年老いたガンマンの、とち狂った愉悦だった。

・寝る宣言。

日記を書く習慣(0:53 2009/08/01

・一度失くすと、なかなか取り戻せないものですねぃ。

・そもそも書かない原因は、新しく買ったPCに原因がある。
 これも中古で購入したものなんだけど、ちょっとしたゲームを動かすのに足りるパワーはあって。
 例えばりふれくすとか、昔のゲームしかやらない私には丁度よろしい。
 しかし、設定めんどくさくてネットにつなげてないのですよ。
 旧PCがネット用という感じで使い分けているわけです。

 そしたらものの見事に新PCしか触らなくなっちゃったテヘ。

 ……。
 仕事の連絡とか来るから、メールチェックはするんだけどねー。
 gooブログとかブラウザ立ち上げるのも億劫になっちゃって。
 もうこうなると、ずるずるとバイバイブログですよ。

・もうちょいこまめに、日記くらいは書きたいと思っていますです。
 あ、りふれくすのラスボスの倒し方わかりました。タイムアップが正攻法じゃないんですね。
 つーか、あいつらは倒す必要あるのかしら。心情的に「共闘」したいんですが。
 もののついでに毎回倒してるけど…。うーむ。

崖の上のポニョ(1:55 2009/07/06

・びっくりした。
まさか究極のお前ら映画だったとは。

古代魚マニア必涎。かつての王者たちが巨大スクリーン上に復活!
宮崎ハヤオの手で古代魚が動き回る姿を見れたのは嬉しかったぞ。
まあ、淡水も海水も汽水もまったく度外視した作りなので、
そこのところは無視して、気軽にお楽しみいただきたい。

・怪人二十面相

 みんなニコラテスラ大好きなのね。

 オープニングは評価する。
 ただ、配役はこれでいいのか?
 ちうか、二十面相ってこんなんだったか?おい。
 まあ金城武萌えです。おれ。

アクティブなヒトってすげえなあ(1:31 2009/06/26(

・この夏はちょっと本気出す。

・最近ゲームやってねえなあ。
 とVNIの生き残りみたいなブログ見つけてつくづく反省。
 Reflex のスコアアタックくらいしかやってないですよ。テレビないし。
 そんなんじゃクズ人間としての矜持が保たれないので、アマゾンぽちぽちっとやってきました。

 アマゾン嫌いなんですけどね。(セガ公式の通販は在庫が薄くて泣ける…。

・画像探しに時間かけるよりも、自分で作れるようになったほうがいいんじゃないかしら。
 と気軽に思い至ったわけですが、うむ。センスレス。


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2009年6月26日
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2009年9月4日
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