KATAN DOLL(23:58 2009/01/26

人形が怖い、というよりも、私は、目線が、怖い。
鏡を見て、自分の瞳を覗き込んでしまうと、もう、それから目をそらすことが出来なくなる。
「鏡の世界などない」なんて、嘘だと思う。
だって、あっちの私は人形のような目をして居る。

鏡の向こう側は、死の世界なんだ。
私の目の届かないところで、誰かが私を操っているんだ。
そうでもなければ、あんなに、…

   あんなに怖いはずがない。


と思うんですよ。
カタンの怖さは、鏡を見るのと似ている。
怖いばかりじゃないのも鏡にそっくりだ。
今回購入したこのカタンドール、同ファンタズムの写真集だけど、
現物を、直に見たいと思わせたのはこれがはじめてだなあ。そうした引力がある。
写真とはいえ、表情豊かなカタンドールと、
そして彼女らの瞳と、じっと向き合っていると、
恋焦がれるように惹かれているのが他人事のように実感できる。
そして、入り込んだが最期、もう二度と戻れなくなりそうな底知れない恐怖もある。

ファンタズム内の天野可淡自身のセッセイの文中で
「足元に深く広がるやわらかな闇をあらためて認識するでしょう」 という一文がありますが、
(著者の意図は別として)このカタンドールは「闇」の中に見る私自身、
なのかもしれないと、納得してしまった。
ともすれば、「闇」のふとした表情に、転びそうになってしまう。

  人間を人形に見立てたエヴァ。
人間に見紛うばかりのヒトガタ
  死に浸り、死のふちから顔を覗かせ、
   そして再び、死を失った人形に。
 視る度、絶えず うつろうカタンドール。

買ってよかったなあ。

KATAN DOLL(17:01 2009/01/23

天野可淡の写真集届いた。
つーか発送時に連絡くらい下さいなブッキング。毎回だけどさ。
佐川ごめんねごめんね佐川。

んで、梱包解いて目の前に二冊あるんだけど、やべえ。保存版買っとけば良かった。
シュリンクじゃないけど、きっちり保存できるようなパッキングが施してあって、いやー開けるの勿体無いわ。
表紙は、黒とワインレッドで中世西洋のゴスタルジィな怪しい臭いがぷんぷんデスヨ。
こういう、死の臭いが仄かに漂う写真集が好きです。イリナのエヴァは怖かったなあ。

いまからゆっくり拝見させていただきます。

濾過の話〜効率を考える〜3(3:25 2009/01/20

どこまで行くんだろう、などと、ふと思った。
きっと、どこまでも行けるさ。

さて濾過効率の3回目です。
今回は、濾材について紹介に近い解説を書いていきます。

ところで、水をキレイにする濾過ですが、順番があるって知ってました?
って、どういう書き出しかも理解できませんが。以前も触れましたように、効率を考えた濾過には、順序が必要になります。
そうでなくても今回の「濾材の特性」を把握するのに濾過の順序は必要な知識になりますので、
概要だけでも押さえておいていただきたいです。

またペイントだよ!




以上、このような流れになります。今回はサクサク行きますよ!
ちなみに、市販の濾過器によっては、いくつか流れを省略してあるものもあります。2.とか4.とか。

さて、濾材の特性の話です。
先に挙げました濾過の順序に沿って、各濾材とその性質をざっくばらんにご紹介いたします。

1.物理濾過(濾過器に入る水から、大きなゴミを濾し取る作用)
 ・ウールマット
  ナイロン製の綿です。
  手芸用とどう違うのか。おそらく毛羽立ちを抑えてあるんだろうなあ。
  これはキメ細かくもなく、かといってスカスカでもない、絶妙な通水性を誇る「物理濾過」の要ともいえる濾材です。
 ・ろ過マット
  ウールマットをスポンジのように固く、板状に成形したものです。大抵「ろ過マット」の名称で販売されています。
  使われ方も使った感触も、ウールマットとほぼ同様です。ただし、こちらは洗って何度でも使えます。ボロボロになるまで。
  ウールマットは形状の自由を、ろ過マットは耐久性を、それぞれ選択した結果でしょうか。
 ・粗目マット
  ウールよりもさらに目の粗いマットです。しかも固い。
  個人的に、これが一体どのような効能をもたらすものか。
  ウールよりも耐久性に優れるだけじゃないか、目が粗すぎてどうにも使いにくくないか。
  などと疑問に思ったりするんですけど。触れてはいけないんですかねメーカさん。
総括
物理濾過は、どんな濾過器を使用するにも必ず施さなければならないもので、メンテナンスの頻度が最も高い部分。
金額なんて気にせず、安っすいマットでもなんでも使って、きっちりゴミを濾し取りましょう。

2.吸着濾過(特殊なチカラで毒物を掃除機のように吸い取ります)
 ・活性炭
  いまや、備長炭やらモウソウタケやらさまざまな種類の炭を販売しておりますが、
  メーカ、炭の種類ごとにスピードやその内包力に差はあれど、使い方などはどれも同じです。
  「吸着」というのは、炭の持つ微細孔(ちっちぇえ穴)に分子だか原子だかを優先的に引っ掛けてしまう働きのこと。
  アンモニアや亜硝酸など代表的な毒素から、果ては塩、グリーンF、Fゴールドなど治療に使われる薬品までも。
  選択の意思無く、なんでも吸着します。
  吸着には限りがあるので、ある程度吸着させてしまった濾材は、すみやかに交換または破棄しましょう。
  こいつらは軟弱なので、ほんの些細な刺激で、今まで取り込んだものを吐き出してしまう恐れがあります。
 ・ゼオライト
  このゼオライトも活性炭と同様、多孔質体(ちっちぇえ穴いっぱい)で、いろんな物質を吸着する働きがあります。
  そして、このゼオライトに限っては再生利用が可能です。活性炭も出来るには出来るが、水槽崩壊するので止めとくのが吉。
  5〜10%程度の食塩水に数時間浸し、新水で良くすすぎ、乾燥させるだけで復活を果たします。
  ちなみに水質(おもにpH)に影響を与えるとか与えないとか、いろんな噂を耳にしますが、そんなん気にする水槽にはまず入れません。
総括
吸着濾過は、水槽を立ち上げて間もない頃にはお世話になることが多いでしょう。
んでも、これに頼ってばかりだと、肝心要の生物濾過が育たない恐れもあります。
水槽の様子を見ながら使う分にはまったく問題ありません。薬品や塩水浴などを行う場合には必ず、取り除きましょう。

3.生物濾過(小さな生き物達の繁殖活動)
 ・セラミック濾材
  なんかを焼き固めた、人工的な多孔質体。
  その孔ひとつひとつが驚くほど広く、生物濾過を行うバクテリアが定着(住み着く)のに適している。らしい。
  お値段はちょいと張りますが、基本的に半永久的に使用するもので、交換は滅多なことでは行いません。
  目詰まりなんて気にしないで使いまわしてもOKです。無論、目詰まりすることで効率は格段に落ちますが。
 ・麦飯石
  天然の多孔質体。効果の程はセラミック濾材とさほど変わらず。ミネラルたっぷりらしい。
  ミネラルによって調子のあがる魚ならば良いが、そうでない魚もいるんじゃないか。
  そもそもそのミネラルって何よ。と、日野の中では常に疑問視されている不遇の存在。
  金魚には良いんじゃないかな。
 ・サンゴ石
  天然の多孔質体その2。効果の程は上記と等しい。カルシウムたっぷり。
  pHを著しく上昇させるので、アフリカンシクリッド、海水などKH大めが理想の水槽ではこちらを選択することが多い。
  とはいえ、水質を変化させるものの代表格であるため、定期的な水質チェックをお忘れなく。崩壊してからじゃ遅い。
  セラミック濾材と半々、くらいで使用するのがベストでしょう。
 ・大磯砂利
  先述のような「多孔質体」とは呼ばれない生物濾材。
  日野の経験上、数多ある砂利の中でもその濾過能力はトップに近い。
  「ろ過砂利」も「赤玉」も、悪くは無いが、メンテナンス性や使い回し(耐久力)の点で劣るため、大磯最強。
  なんか隙間があったら袋に詰めて入れておいたらいいよ。
総括
生物濾過こそ、水槽を支える大黒柱です。ここの調子如何で水槽の状態が大きく変わります。
ヘタに弄らず放置が基本なので、手を出すべきか否か、メンテナンスのタイミングが難しいですが、魚見ていればだいたい判ります。
最低、半年に一度、全体の半分以下を清掃するのが良いでしょう。一気にやっちゃうと崩壊するので。

4.沈殿濾過(比重の重いカスを沈めて、上澄みだけを水槽へ戻しましょ)
 ・ウールマット
  濾材なんて必要ありませんが、強いてあげるならウールマットでしょうか。
  沈殿させるべきゴミってのは、生物濾過ゾーンから剥がれ落ちたバクテリアコロニーがほとんど。
  その程度のゴミならウールマットに容易に引っ掛かりますので、出口に一枚、噛ませておけば良いでしょう。
  って、物理濾過と同じじゃん。hmmm...

こんな感じです。
実にあっさりしていますが、濾材の特性なんてのは、実際に濾過器を組み立てる段階になって改めて参照する程度で充分。自作パソコンで例えるなら、マザーボードの型番とかHDDの書込み速度とか回転数あたりですね。
常に頭に無ければならないような知識じゃありませんです。
なので、今回はまとめは無しで。

さて、次回は濾過の順序とその担当をおさらいしましょうか。
それとも、実際に効率の良い濾過を組み立てましょうか。更新までに考えておきます。

濾過の話〜効率を考える〜2(4:09 2009/01/07

何も考えずにはじめた濾過の話その2です。

 前回のまとめ
 Q.結局、濾過ってなんなのよ。
 A.魚といろんな微生物たちとの共棲のことなのよ。

さて今回は、本格的に効率を考えるためにも、一般的に利用されている「市販の濾過マシーン」の効率について簡単にまとめたいと思います。その前に一つお断りさせていただきますが、例えば家電なども同様に、メーカによっても、そのメーカ独自の企業努力というか効率化などがもちろん図られているのですが、今回はメーカ毎の比較は行いませんです。果てしないので。


さあ、市販の濾過器、と一言にいっても、その形状や機能等さまざまです。
世間にはどんな濾過器があるのかな? まずはそれを知ってみましょう。

・投げ込み式:文字通り水中に濾過機構を投げ込んで利用
(・スポンジフィルター:上記の別バージョン)
・底面式:上記「投げ込み式」の亜種
・壁掛け式:水槽に引っ掛けるように濾過器を据える
・上部式:良く見かける水槽に載せるタイプの濾過器
・外部式:濾過機構を完全に水槽から分離させるタイプ
・オーバフロウ式:最大濾過量は他の追従を許さない大容量の濾過器
(・業務用カーボン濾過器:業務用です)

おおよそこんなところです。
特徴、必要器具など一通りの説明を加えつつ、それぞれの違いについて考えて見ましょう。
途中、濾過に関する用語の解説なども試みています。最後にまとめますので、わからなかったらスルーで。

・投げ込み式濾過器

 必要器具:エアポンプ・エアチューブ・本体
 特徴:水中に濾過器を沈めて使用するタイプ。
  本体にエアーを送り、気体が水上へと逃げる性質を利用して、フィルター部(図中のミルク色)にわずかな水流をつくる。
  そのわずかな水流で濾過を効率良く行おうという機構です。

 この機構のキモは、水中において「空気が上へ逃げようとするとき、同方向へわずかながら水流を発生させる」という、当たり前だけれど見落としがちな物理法則を利用していること。わからない人はコップにいっぱい水を張って、ストローで下から息を送ってみるといいよ。
 この水流の作り方を「エアリフト方式」といいます。エアーによる水のリフト。
 エアリフトを利用した濾過器の最大の特徴は、「水流がとても弱い」こと。
 なので、強い水流に弱い生体などには強い味方となります。

・スポンジ式濾過器
 特徴:別項を設けるまでも無く、投げ込み式とほぼ同様の機構の濾過器。

 強いて挙げるなら、濾過の中枢であるスポンジが露出している点が異なる。
 メンテナンス性でやや勝るが、どのみち水中から取り出さなければならないので手間は同じ。

・底面式濾過器
 使用器具:エアポンプ・エアチューブ・本体・砂利

 特徴:水流を作る機構は「エアリフト方式」なので上記二つと同じ。
  ただしこの底面濾過器は、濾過器を砂利の中へ直接埋め込む方法を採っていて、底材がそのままフィルターとなります。
  これにより、濾過面積が大幅に増えます。
  濾過量は、フィルター部を通過する水量 と 濾過面積 で決まります。
  よって、この底面濾過は、使い方によっては最良の濾過方式となりえる代物なのです。
  欠点は、底材をそのまま濾材として利用するため、メンテナンスが極めて面倒である点。
  致命的といえば致命的。

・壁掛け式濾過器
 使用器具:本体・電源

 特徴:水槽に直接、濾過槽を引っ掛けるように設置する濾過器。
  動力がモータであることで、強い水流を作れるのが魅力です。(水流の強さ=フィルターを通過する水量 なので、水流を強めることは濾過効率の向上と同じことと言えるでしょう。まあ無論、限度はありますが。
  また他の濾過器と比べてメンテナンスが容易である点も見逃せないところです。
  ただし「水槽に引っ掛ける」という設置方法からくる「濾過容量が非常に少ない」という欠点があり、それゆえに水量30L以下の小型水槽で普及しています。

・上部式濾過器
 使用器具:本体・電源

 特徴:この上部式フィルターは、水槽の上に搭載するタイプの昔ながらの濾過器。
  当然のように、水槽が大きくなれば、その上に載る濾過器も大きくなります。
  水槽の規格(幅、奥行き、高さなど)はメーカによって左右しますが、600規格水槽あたりから足並みが揃い始めます(およそ600×300×360)。この600規格水槽が最も販売数が多いため、この上部式濾過器も600規格のものが多いです。それ以上(900〜)だと水槽とセットってのが多いです。
  機構としては壁掛け式とほぼ同じですね。水をモータで吸い上げて、フィルターを通して水槽に落とす。
  メンテナンス、濾過槽の容量(どれだけ水が溜められるか、どれだけフィルターが入るか)からも安定感のある濾過器です。

・外部式濾過器
 使用器具:本体・電源

 特徴:注吸口と排水口のみを水槽内に残し、濾過槽を水槽から切り離したタイプの濾過器です。
  密閉容器にポンプで水を強制通過させることで濾過を行う機構で、濾過効率を維持し、ある程度自由に設置場所を選べるのがメリット。特に、光源を増やすために水槽上部を空けておきたい水草育成水槽で活躍中。
  その構造上、水漏れを防ぐために完全に密閉しなければならないため、メンテナンスがやや面倒になっている。
  なお、外部最強が口癖の人々が時偶に存在するようですが、この「外部濾過器」単品で最高効率の濾過が行えるとはとても思えません(だって密閉してるし)。長くなるので別途記述。

・オーバフロウ式濾過器
 使用器具:ポンプ

 特徴:水槽ひとつを丸ごと濾過器と化したド変態濾過器です。
  っていうか濾過器じゃないですホント。
  簡単に説明を加えさせていただきますと、オーバフロウとは、メイン水槽に「水落とし」のパイプを通して、故意に水をあふれさせる(オーバフロウ)させることで濾過槽へ排水する仕組みのことを指します。この際、「水落とし」のパイプのふちを水槽のふちよりも低くするのがミソです。
  メイン水槽のふちよりも低い位置にある「水落とし」に、注水した分と同量の水がどんどん排水されていきます。

  こんな感じですね。
  そして排水先で濾過を施し、またメイン水槽へ送り返す、という繰り返しです。
  このオーバフロウ式のメリットは沢山有り過ぎて困ります。例えば、
  ・基本的に過剰濾過なので効率思考とは無縁
  ・濾過槽の大きさを予算次第で選べる
  ・複数の水槽を集中管理することが出来る
  ・これなんて業務用
  ・むしろ濾過なんてしないで換水し続けちゃえ
  といった利点がすぐに思い浮かびます。
  デメリットは、
  ・何も考えないと落水音がひどい
  ・メンテナンスをサボりがちになる
  ・メイン水槽の加工がタイヘン
  こんなところでしょうか。
  まあ、オーバフロウ式濾過を導入する必要性を感じるような水槽は、例えば大型魚飼育していたり、同等の大きさの水槽を維持していたり…と、一般で普及している濾過じゃ追いつかないような那由他の果てでアクアリウムしているレベルの方々のものだけだと思います。大型と言われる1200規格水槽でさえ、少し工夫すれば市販の濾過器で間に合いますので。
  まあ、趣味の濾過方式です。

・業務用カーボン濾過器
  図解無しです。つーか、業務用です。
  めいっぱい活性炭を詰めた外部式濾過器を10t単位のものに置き換えたものだと思ってください。

思ったよりも時間が掛かってしまいました。
絵なんて描くからですね。
それではまとめです。

 Q.市販の濾過器って、どんなのがあるのよ
 A.エアを利用した投げ込み式
  ポンプを利用した外部式なんてのがあるよ
  水槽の中に丸ごと投入するか否か、という違いですね

次回は、濾材について です。
用語の解説は、次回更新前に行う予定です。疲れた。

濾過の話〜効率を考える〜2補足(2:09 2009/01/18

前回の補足分です。(補足なのでイチオウ保存順を変更しました。上の記事の補足です)
それぞれの単語にリンクを張るのが良いのでしょうが、いかんせん量が多いのと時間がないのとで、後回しにします。
どのみちどんどん増える項目だろうから、別ページを用意してから行います。
今回は引用元を(項目名:行)などで判りやすくしておきますので、まあ、はい、そういうことでお願いします。


・エアポンプ(投げ込み式解説:1行目など)
 小型のエアコンプレッサ。いわゆる「ぶくぶく」。
 構造は以下のページを参照してください。
 http://www.tdk.co.jp/techmag/ninja/daa00411.htm

・エアチューブ(投げ込み式解説:1行目など)
 エアポンプと各器具をつなぐプラスチック製などの細い管。
 意外とよく詰まります。

・フィルター(投げ込み式解説:3行目など)
 濾過器を指す場合と、濾過器に詰める濾材を指す場合があるが、私の文章内では濾材のこと。
 濾材については別途記述します。

・濾材( - : - )
 濾材とは、濾過を行わすために水中に放り込む何らかの物質のことです。
 基本的に、どんなものであろうと濾材として働きます。
 が、ここでは濾過の効率について考えますので、効率の良くないものや、水質に悪影響を及ぼすものは除外します。
 いろんなものが市場に出ていますが、だいたい次のものが濾材として販売されています。
 ・専用濾材(メーカによってサイズと中身にわずかに差異があります)
 ・活性炭
 ・ゼオライト
 ・ウール
 ・スポンジ(フィルター)マット
 ・荒目マット
 ・セラミックリング
 ・麦飯石(ばくはんせき)
 ・サンゴ砂(サイズが幾種類か存在します)
 ・大磯砂(底床であり砂利であり、濾材でもある万能石)
 ・モノボール
 具体的にどんなものであるか、は次回あたりに解説します。

・エアリフト(投げ込み式解説:10行目など)
 アクアリウムにおいて、水中では空気が上方向へと移動しようとする、という性質を利用した水流発生の手法。
 水中で発生した気泡が、上方向へと移動する際、それに追従するようにごく弱い水流が上方向へと発生します。

 わかりやすく絵を描いたよ! …先生って大変なんですね。
 
 図1は空気発生の直後の様子です。空気に圧されて、水が外へ動きます。
 図2のように、空気は上方向へ移動します。その際、以前空気があった場所が真空になります。
  自然の水中では、真空なぞ出来るわけがないのですが、話の都合上、作らせてもらいます。
  で、当然、真空中には水が浸入します。水が動くことで、水流が発生しました。
  ただ、このままでは時間の経過と水の動きがおかしなことになってしまうので、さらに現実に即したものが次の図です。
 図3のように、空気が上方向へ移動を続けると同時に、空気の作る真空域に水が浸入を繰り返します。
  空気に近い上方が真空の割合も大きいので、水もそれを追うように上方向へ移動しようとします。これがエアリフトの理屈です。

 物理に弱い私は考えだしたら良くわからなくなりましたので、あーこういうことなんだと思ってください。
 一応、項目中でも解説しています。

・スポンジ(スポンジ式解説:2行目など)
 日常生活にあふれている、気泡をふんだんに含んで精製されたプラスチック塊。
 アクアリウムでも同様のものを指します。また、これの板状のものをマットと呼んだりします。

・メンテナンス(スポンジ式解説:3行目など)
 アクアリウムに限ったことではありませんが、濾過には水中の不純物を濾し取る(こしとる)作用もあります。これを物理的な濾過、「物理濾過」といいます。茶漉しなんかがこれですね。
 同様に、このフィルターという代物は、目に見えるゴミを引っ掛ける「物理濾過」も行いますし、それ以外にも、さまざまな理由で目詰まりを起こします。これを解消する為に、定期的にメンテナンスを行う必要があります。目詰まりしたままでは濾過が出来ませんので。

・濾過面積(底面式解説:4行目など)
 単純に、フィルターが水に触れている部分の面積。表面積のことです。
 濾過においては、表面積=濾過面積 とはなりませんが、まあ、ほぼ同義です。

・濾過量(底面式解説:5行目など)
 これも単純に「濾過できる水量」のこと、と理解していただけたら充分です。

・底床、底材、床材(底面式解説:7行目など)
 ていしょう、そこざい、とこざい。呼び方は種々ありますが「水槽の下に敷くもの」と意味は同じです。
 この場合、砂利などがそうなりますね。

・濾過槽(壁掛け式解説:2行目など)
 濾材を詰め込むためのスペースを指します。また、濾過器の内部全体を指す場合もあります。

・濾過容量(壁掛け式解説:6行目など)
 一般的に濾材を入れるためのスペースの水量を指します。
 濾材の量のことを指して呼ぶこともありますが、濾材の量、と一言でいっても濾材の種類やそれらの組み合わせで容量は変動するので、あまり使われません。

・小型水槽(壁掛け式解説:7行目など)
 600規格未満の水槽を、概してこう呼びます。600規格は中型、900から大型水槽と呼ばれることが多いです。
 これは600水槽の規格が「幅600x奥行300x高さ360mm」でおよそ統一されているから「それ未満の自由サイズが小型」だとか、
 あとはそれ未満よりも水質の安定を得やすく、またそれ以上よりも扱いやすいからだとか、
 一般家庭に置いておける限界と思われるサイズが600規格だからだとか、
 最も普及している(最も安価で手に入りやすい)のが600規格だからだとか、
 まあ種々と説はありますが、風習みたいなものですかね。
 個人的には「600規格が標準規格」説を推しています。

・水草育成水槽(外部式解説:4行目など)
 アクアリウムというものをどう捉えるか、各々で捉え方が異なるところですが、
 一般的には「魚(特に熱帯魚)を飼う」ことを指して呼ぶ方が多いのではないかと推測します。
 私個人の意見は「何らかの容器(庭含む)に水を張り、鑑賞する」ことをそう呼ぶべきかとしています。
 んで、この水草育成水槽ってのは、水草をメインに鑑賞、育成することを第一としたアクアリウムを指してそう呼びます。
 地味とか言うなかれ。いわゆる水草水槽は、魚を育成するよりもはるかに手も金も設備も掛かります。
 しかしてその結果は、というと、はい。度肝を抜かれるようなHENTAIばかりです。
 以下をオススメしておきますので、世のアクアリスト魂を存分にご堪能あれ。
 GRASSY AQUA http://www.grassyaqua.com/

・大型魚飼育していたり、同等の大きさの水槽を維持していたり(オーバフロウ式解説:22行目など)
 オーバフロウを必要とする水槽とは如何様なものか、以下に思いつく限り列挙してみました。

 ・水族館を経営している、または水族館並みの水槽を維持している
  (言わずもがな。強いて説明すると、
    業務用濾過器 >>> オーバフロウ > 市販器
   の順で初期投資+ランニングコストがかかるため、手が出しやすい(?)

 ・古代魚(概してメータ単位の巨大魚)を飼育している
  (水槽の大きさがメータ基準になるため、市販の濾過器での対応は非現実的)

 ・オーバフロウ以外の方法での海水水槽の維持に限界を感じている
  (初心者〜中級までによくある)

 ・900規格以上の水槽を、単一あるいは複数保持している
  (900規格から上記の巨大魚や、
   リーフタンクなど海水を対象としたオーバフロウ加工済みの水槽が販売されているため)
  (また、その程度の水槽から、細やかな管理に限界を感じやすく、定期的な換水すら力仕事になってしまうため)

 ・濾過に恋し、濾過を愛してしまったゆえの暴挙
  (「水槽」と「濾過」を切り離すオーバフロウは究極的な濾過の形である論がある)
  (同時に、真に究極は「ビオトープ」であるとも言われる)

以上、補足でした。
後半が私事になっているのは戯言日付の仕様です。

濾過の話〜効率を考える〜1(0:30 2009/01/03

 アクアリウム、魚の飼育を含む「アクアリウム」において、もっとも重要なのは「濾過」である、と説いているのは何も、私だけではありません。
 いきなり定義の話になりますが、アクアリウムとは一般に通ずるような魚の飼育の別名に留まらず、身近に水景を作り出す、自然のミニチュアを呼び込む行いを指します。ビオトープなどもそうですし、昨今ではボトルアクアなどが流行っています。ボトルアクアは究極のミニチュアモデルだと思いますが、やはりそれだけに難度は桁違い。労力だけでなく、時間の経過というのが重要になってきます。
 さて、今回はそのようなアクアリウムにおける、水の浄化作用「濾過」の効率を考えます。

 濾過ってなんだよ。という方にもご理解いただけますように(というよりも主に自分の知識を整理する為に)、短く説明をさせていただきます。前置き長くてゴメンね。まだ一回目だから。ゴメンね。

 「濾過」を語るためには、まず水の汚濁について知らねばなりません。どのような汚れが水の中に存在するでしょうか。
 まず、アクアリウムにおいて水とは、単なる一酸化二水素の集合ではありません。蒸留水からアクアリウムを始めるとなると容易ではありません。人間の飲料水としても上質とされる水源の「水」の中には、豊富なミネラル分がバランスよく含まれています。もちろん微生物や少量の金属、気体も混ざっていることでしょう。これら不純物を含めての「水」であり、これらは水の汚れとは見做されません。では、汚れとは一体なんでしょうか。
 逆説的ですが、汚れを取り去る「濾過」の話ですので、人間にとって不都合なものが「水の汚れ」ということになります。人間にとって不都合な物質とは、同水槽内に入れられている生体(魚や水草など)に悪影響を及ぼすもののことです。
 例を挙げれば、魚が尿として放出するアンモニアは、魚にとって致命毒です。
 これを無害化するのが濾過の役割となります。
 しかし、アンモニア水をただ放っておいただけでは、無害化されるまでに遥かな時間が掛かります。三ヶ月ほどあればサイクルが完成するのに充分ですが、その前に魚は死んでます。それに、そのような溜め水の中でゆっくりと行われる無害化を「濾過」ということはあまりありません(ボトルアクアやビオなど一部のグループ内で便宜上「濾過」と呼ぶこともありますが、正確には濾過サイクルのことです)。
 「濾過」とは、水の流れの中にあって初めて呼称できるものなのです。
 長くなりましたが、せっかくなのでアンモニア発生から無害化されるまでの濾過の流れを、時間の経過を無視して記述してみましょう。

  
  魚の糞尿、流木や死骸などの有機物
    ↓微生物
  アンモニア(毒性強い)
    ↓ニトロソナモス(バクテリア群1)
  亜硝酸塩(毒性やや強い)
    ↓ニトロバクター(バクテリア群2)
  硝酸塩(毒性弱い)

   (↓脱窒菌の有酸素呼吸)
  (亜硝酸塩)
   (↓脱窒菌の亜硝酸呼吸)
  (窒素)
   (↓リン、カリウムを含む水生植物の光合成消耗)
  (そして伝説へ…)
  
 いかがでしょうか。分かりませんよね。とりあえず括弧書きの中は無視していただいてかまいません。
 重要なのは、段階的に毒性の弱い物質へと「濾過」されているということ、
 そして忘れがちですが、無害化を行う各バクテリアの棲む場所はそれぞれ異なるということ。この二点を覚えていただけたら問題ないです。
 現在、毒性の弱い硝酸塩へ分解される段階までを、一般的に「濾過」と呼んでいます。
 この一連の流れが「濾過サイクル」で、そしてバクテリアによる分解の流れを「生物濾過」といいます。(対して、生物濾過を効率的に行うために「物理濾過」を行う場合がありますが、またあとでまとめて説明します)
 
 まとめ
 
 Q.結局、濾過ってなんなのよ。
 A.魚といろんな微生物たちとの共棲のことなのよ。

あけましておめでとうございます。(0:53 2009/01/01

今年も一年間、よろしくおねがいします。

あしたも朝早いので、短く済ませます。
先日、近くの中規模本屋さんへ行く都合が立ったので、少し買いだめしてきました。
今はエラリー・クイーンの「Yの悲劇」を読んでます。それ以外にも、高田祟史さんの千葉千波シリーズ、麻呂シリーズや、有栖川アリスの短編「モロッコ水晶の謎」などを買ってきましたが、まだ有栖川しか読みきっていません。
ドルリー・レーンのシリーズはこれで二冊目ですが、んん今回の謎も難し。
まず取っ掛かりが無さ過ぎる。これは「モロッコ水晶」でも私の頭を悩ませましたが、手掛かりが見当たらない状況というのが最も難解なのだと思い知らされました。毒殺であることは確実であるにも関わらず、無差別であるなら機会は誰にでもあったのだけれど、「ある人物の殺害」を目的とした場合においては誰にも犯行のチャンスが無い。どの証言からも、思考の切っ掛けすら与えられない。
しかし、火村は犯罪者の匂いをかぎつけるその鼻でもって犯人を割り出した。
また犯人を指摘する手順が、まるで流れる川のように論理的である点も見逃せない。

さて、ドルリーおじさんは如何にして犯人を見つけ出すのか。
面白すぎます。

振り返るザ一年(2:11 2008/12/31

明日は朝早いのに更新します。寝ろよ。
今年一年、特に実になるような行動はしていません。なんか土を耕して、肥料撒いて終わった。
(土いじり好きなんですよ。いじるだけなんですが。)
で、肥料撒いたおかげか、書きたいことが一掴みくらい溜まってます。
目下の(数年来の)課題は「魂魄譚」なんですが、難産過ぎて宿便と化しております。出ねえ。
なので「R」用としてひたすら溜め込んだ種のみの、アイディアの山をテキストに起こしてみよう。そして小説という形に無理矢理してみようと、今のところ考えてます。もはや原作なんて有って無きが如く、というゲーム「R」。いつぞやのマリア様フロンティアのようなネタ用のネタなんですが。あれも、魂魄譚が終わったら同様に文章化したいですけれども。
で、来年はそれで終わりそうです。
その前に短いのをひとつ、形にして公開したいなあ、とか漠然と考えてます。

なんというか、書いてる途中で飽きる、というパターンを崩したい。
ハードディスクの肥やしばっかり量産するのを止めたい。
どれもこれも 50kb も書かないうちに飽きてるので、めざせ 100kb 、じゃないや完成。
宣言すると、有言不実行の法則が発動するので記述しませんが、まあ、完成を目指してがんばります。

O Come,All Ye Faithful(1:23 2008/12/28

メモ帳で書いてるんです。
いままでいろいろとフリーソフトウェア限定でテキストエディタを渡り歩いてきましたが、あーいや、O'sEditorは課金して限定解除して使ってたかな。縦書きと縦印刷ビューが出来るので。でも、もうパスワードも分からんし、それ以外で課金してまで使いたいエディタってのが見当たらないので(秀丸って聞こえが良いけど、魅力が分からん)とりあえずメモ帳です。
一部、なんだかオフィスやワードがよろしい、とマイクロソフトの名に定評があるようです。エクセル使いには使い勝手が良いのだろうか、と勝手に解釈しているのですけれど、生憎エクセルって使ったこと無いのよね。エクセルが自家用パソコンに入ってるって、どういうことだ。今のウィンドウズ機にはプリインストールされているのか。未知の領域です。
同じくプリインストール、というかウィンドウズのシステムツール(なのか?)である「メモ帳」ってやつには、便利なショートカットというものは余り無いようです。知っているのはせいぜい ctr + S の上書き保存のようにほぼどのツールにも標準搭載されているものや、ファンクション5キーで現在日時記録程度ですが、意外と不便を感じません。(なぜか右端で勝手に改行されるのは不便ですが。
これ以上に簡素で、かつ便利なエディタがあるのであれば、それに乗り換える気づもりは充分ある。けれど、それを発掘するのは非常に面倒を感じるので、しばらくはこのままでしょう。
というか、発掘するのはいいけど、初期設定とか自分なりの改造ってのがまた七面倒。
私が知っている時期の流行は「自分だけのマイエディタ」だったのですが、今はどーなんでしょう。初期状態でマトモに扱え無さそうなのばっかりだったあの頃の苦い思いが、今のメモ帳での妥協という行動に影響を与えているなあ、と。

indexファイルを開いた瞬間に、ふと以上のようなことを思い浮かびました。おわり。

実況プレイ動画ってのが流行ってました(1:20 2008/12/25

今も流行ってるのかな。流行ってるから量が増えているといえるし、逆に過渡期に達しているのでこれからは廃れる一方であるとも見れる。
で、いまも斜め読み感覚で動画見ながら日記なんですが、ルナドンで実況とか面白いんじゃね、て思いついたので脳内でシミュレートしてみる。

さて、重要なところから考えてみる。
ルナドン前途動画で、見所といえるシーンを撮ることが出来るだろうか。ていうか、見所なんてあるだろうか。
例えば、プレイでのメインとなるのは優秀な武具の蒐集であり、討伐などの難易度の高い依頼の達成であり、また時折出現する時限イベントのクリアである。これらは、見所となる必要条件は満たしているだろう。が、縛りプレイでもしない限り、充分条件は満たせないんじゃなかろうか。
縛りプレイをするのは、例えば凶悪な「四悪魔」が出現しない二代目、三代目あたりなら面白かろうと思う。しかし、一代目でそんなマゾヒストなプレイを完遂できる自信は私には無い。つーか、普通にプレイしてても倒せなかったよアークメイヤーさま。
それに加えて、実況動画においては、ゲームに対してズバズバと一人突っ込みを入れるのがキモである、と勝手に思っているんだが、仲間が面白い事をやってくれるわけでも無し、敵やイベントがボケてくれるわけでもないこのゲームで、何を面白おかしくトークせよというのだ。日常でも語るのか。
まあ、このルナドンというゲームはNPCにも等しく時間が流れる、というステキなシステムが売りであり、数年ほどプレイを進めていると、しょっちゅう誘拐されていたり何度も盗みで逮捕状出されていたりする阿呆に出会うことがままある。ので、そいつらをドキュメントよろしく延々追っかけているだけでも面白いとは思う。が、そんなプレイ動画は見たくない…。いや、…。

見たい。
そういう趣旨の動画だったら是非にでも見たい。
しかし、ものすごい企画力が無い限りはつまらないものに仕上がりそうで、自分でやろうという気力は湧かないなあ。
だれかやってください。

とまあ、可能性は見出せましたが、普通のプレイしている限り、ダンジョンアタックしたところで見ていて楽しいプレイが出来ると明言できない以上、ダイジェストになろうとブログ上でスクリーンショットと組み合わせた更新をするしかない、かなあ。
更新する為にプレイする、というのも、客観的に見てみて「薄ら寒く」て面白い。

諸行無常、パンタレイ(4:30 2008/12/23

流れに抗わず生きてゆけるものと、そうでないものとで二分するなら、後者は苦しむことが多かろうと思います。
そうあろうと選んだわけではなく、体質の問題なのですが。同情しか、他の者に出来ることはありませんなあ。
と、そういって、自分を慰めているわけですね。

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ヒトが多く集まる場所が苦手で、ひどい時には吐き気まで催すほどなのですが、ときおり、人ごみの中へ出かけたくなる衝動が、ここ最近ですが目覚めたようです。とはいえ、一つの目的に群がる集団に混じりたい! という意欲ではなく。
どちらかというと、それぞれが個々の目的の為に流れ、移ろっていく「人並み」の中に入り込みたい、というある種の「孤独の再確認」みたいなものですね。
「人並み」ってのは、私が認識する世界の近似モデルのようなもので、非人工的なその中に身を投じることで安らぎを得たいという欲求なのではないかと、手前味噌ですが分析? えーと思い込んでおります。ある人は山に登って安らぎを得、ある人はコレクションの蒐集、閲覧に安らぎを得、みたいなものですかね。私の場合は、あの似非孤独に陥った時の虚無感に、得体の知れない満足を得るので、それでストレスを解消しようとしているのかな、と。
「戻ろうと思えば戻れる」からこその満足だと思うんですけどね。実際に全ての人間関係を失っての「天涯孤独」になったことなどないので、そちらと比べることなど出来ないのですけれど、ジェットコースター狂などの絶叫系?とかホラー&オカルト好き(一緒くたにしたら双方から集中砲火受けそうですが)などと同類だと考えれば、納得も行きます。

ところでもうすぐクリスマスですね。
ああ、一人で映画館とか行きたいなあ。
そしていちゃつくバカップルどもから放たれる嘲けるような笑いと白い目。
想像するだけでゾクゾクする。満たされる。(ただのマゾヒスト説もあります。

また休みが延びた(2:20 2008/12/21

シフトの不備では仕方が無いし、自分で望んだこととはいえ、つらい。
ついでに偏頭痛か、はたまた肩こりからくるものか。さては疲労か歳か? とにかく頭が痛くて早く帰ろうと、日付も変わり人気の無い静謐な夜道、テルジ(原付の名前)をカッ飛ばしてたらファンファンファンファンファンファンファンファンファンファンファンf
  けーさつに止められた。(5000円だってさ

ここまでめぐり合わせが悪いと、とっととシャワー浴びて冷たい布団と寂しい舞踏を楽しみたいところです。が、諸事情により更新せざるを得ない事態に陥っていますので、こんなんで更新します。

seized with terror(1:35 2008/12/18

明日休みですぅー。いえー。
まあ、やる事といえば新聞紙を細かく千切ったり水を抜いたり足したり、ルナドンでぞんびー退治したりとそんなことばかりです。一番重要なのは、新聞紙ですかね。
なぜ新聞紙を、紙の繊維にそって縦に細く、細かく千切ってしまうのか。千切ってそのまんまでは単なるおかしなヒトなのでちと説明させていただきます。
うちにいるゴールデンハムスター配色のハツカネズミことシャムロックが、広葉樹の底材にアレルギーを起こし、顔のいたるところを痒がるようになってしまいまして、同じく皮膚の弱い私としては、飼い主としてふがいなく、またすまなく思っておりました。気づいたのが半月前? ヒータ導入したときなので、そのくらいですかね。今まで放っておいたのは、ある程度時間を置いた底材に対しては特別リアクションがなかったため。これは広葉樹の繊維がこなれて、アレルギーを起こすほどの刺激を感じなくなったためと推測されます。しかし、放っておくと酷く汚れます。トイレを覚えてやがりますので、これは猫のトイレ砂を流用したものなんですが、これを交換することである程度の衛生は保てます。が、それでも汚れます。ネズミですもの。
今回使用するのは新聞紙ですが、なぜ新聞紙なのか。これも少し説明させていただきます。
実は私も、新聞紙にはインクが使用されており、それが体毛につくことで薄汚れてしまうのではと懸念してます。が、しかし新聞紙という素材そのものは、吸水性、保温性、耐久性ともに、小動物の底材としてとても優れた一物なのです。おまけにアレルギーの発生は今のところ報告無し。びばエコロジイ。リサイクルに出したほうがエコロジイなのかも知れんけど、利用者の懐的には底材費が浮くのでエコノミイ。
ついでに本音を吐けば、新聞を裂く手間ってのは予想外に大きくて、とても仕事から帰って出来ることではありません。休日にようやく数回分のストックを用意できるか、ってなもんです。うちの子が、こなれた底材に寛容で助かりました。
ウンコがそこらに散らかってるので、いまから新聞を引きちぎる作業に取り掛かります。ひい。

やがて invulnerable dominatry(2:34 2008/12/17

しんどいですのう。
数年前、仕事終わって愚痴グチと何度も更新していたやつと同一人物だと思えません。
今の仕事が、そこまでつらいとは思えませんが、期待していた休みが二日延びただけでこのダメージ。期待を裏切られるとダメージが深刻化するってのは真実らしい。これは人間だけでなく、「期待」という状態を持ちうる生物なら差異はあれ、同じようなものであるに違いない。あ、生物に限定する意味は無いか。「期待」するという状態を持ちえるものが生物のみであると、仮定、…これも違うな。状態によるグループ分けで、生物の等級を測るとか、誰かやらないかなあ。
「万物は独立したシステムである」論(システム複合論?)だかをどこかで聞いた気がしますが、「期待」という予想から反応へと繋がるシステムが、生命等級の境界になるとするなら、これこそ「知能」の境界に他ならない。
・自己の利益を「予想する能力」は、それに対する反応で知ることが出来る
仮定が真だとすると、知能ある生命を捕食することに抵抗のある人物群には有効かしらん?
この手のグループは、こうして明確なラインを引いても愚痴グチと他人に価値観押し付けてきそうですけどね。
んで、この実験の結果、ある分子(原子か素子か)は知能を持っている! という私の常識を引っ繰り返す発見があるかもしれません。いや、どーいう分子(群でも波動係数でもなんでもいいけど)が「期待」という状態を持ちうるか、予想も出来ませんけれどね。そいう視点からすると、私の期待は裏切られないので、そう深刻なダメージ(ショック)は受けないものと思われます。
はい。

2008/12/15

そして戯言日付は はじまった・・・!


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2008年12月15日
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